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【野球(´・ω・`)SP第3弾】 小田嶋隆、プロ野球の終焉宣言・・プロ野球に興味ない・・子供も。

【野球(´・ω・`)SP第3弾】 


小田嶋隆、プロ野球の終焉宣言・・プロ野球に興味ない・・子供も。



【野球(´・ω・`)SP第2弾】 


プロ野球選手は引退後は一般庶民の感覚に戻すことが大事。


【野球(´・ω・`)SP第1弾】 


熱中症で、一番命を落としてるスポーツは野球。




小田嶋隆「大日本観察」



プロ野球中継の視聴率が最終局面に到達している件について

テレビの中の人々は、極力話題にしない方向で一致している

裏方はともかく、
少なくとも画面に出てくる人々は、決してこの話題に触れない。

新聞も、だ。

デスク会議でナイターの視聴率が話題になることはあっても、

紙面では事実上禁句になっている

ついでに言えば、雑誌も同じ。

誰も書かないキマリになっている

そう。私自身、書けずにいる。

だって、プロ野球の衰退なんかをコラムの主題に持ってきたら、

編集者が困惑するのは分かり切った話だから。気の毒だし。

つまり、日本のマスメディアは、プロ野球の終焉について、

口をつぐんでいるのである

いや、圧力だとか言論封殺だとか、

そんな大げさなことを言いたいのではない。

ただ、現場には「その話題は勘弁してくれ」
という空気が流れているのだ。

たぶん、あんまりムゴ過ぎるから

いずれにしても、マスコミの人間は、

この事態(プロ野球の終焉)を扱いかねている、と、そういうことだ。

私自身、とまどっている。

個人的には、もうずいぶん前から、プロ野球には興味を失っていて、

その意味では、野球中継がなくなったからといって、

私がショックを受ける理由はないはずなのだが、

それでも、自分の生活の中からプロ野球とい
う枠組みが消滅する事態には、簡単に適応できそうにない。

というのも、私の世代の男たちは、ものごころがつく頃から、

少なくとも30歳過ぎぐらいまでは、

まるっきりの野球漬けで暮らしてきた人々である
からで、その意味で、野球の消滅は、

自らの少年期の喪失に等しい一大事であるからだ。

クライマックスシリーズが盛り上がらない理由はなんとなくわかる。
たった6チームしかないリーグの中から、

3チームが出場権を争うというレギュレーションが、まずヘンだ

で、その「出場権争い」のために、

142試合のシーズンを争うという設定が、さらにおかしい。
だって、ということはつまり、ペナントレースが、

長い長い一次予選みたいな扱いになってしまうわけだから

おかげで、例年ならナイターが一番盛り上がるはずの時期に、

上位3チームが0.5ゲーム差の中で優勝争いを演じていたにもかかわらず、
今年のペナントレースは、ほとんど話題にならなかった

一位チームと二位チームが直接にぶつかり合う天王山の

巨人戦ナイターが一桁の視聴率に終わったこと自体、

驚天動地の出来事だったが、それ以前に、中継そのものが飛び石だった。

なんということだろう。

八月中のハイシーズンに、巨人戦のナイターが数試合しか放映されなかったのだ。
これが末世でなくて何だというのだ?


その昔、「NTV紅白歌のベストテン」という歌番組があったことを思い出す。

もともとはNHKの紅白歌合戦をパクった番組で、

男女の歌手が紅白の組に別れて互いに勝敗を競うという企画を、

毎週繰り広げるものだった。

子供心にも、2つしかないチーム同士が、

月曜日ごとに優勝争い(「今週は赤の優勝です!ワーワーパチパチ」とか)
を繰り返し続けることに何の意味があるんだろうと思ったものだが、
今年のペナントレースの間延び感は、

あの番組の毎週くす玉を割っていた白々しさを思い出させる

三位も一位も実質的に大差ないわけだし。

でも、われわれにとっての本当のつらさは、

プロ野球の衰退が、単なるレギュレーションの問題ではないことを、

関係者の誰もが既に知っているところにある。

長年プロ野球を見てきた人間は、心の底ではわかっている。

チーム数をいじったり、交流戦を導入したり、

プレーオフの実施方法を工夫したところで、

あるいはテレビ中継の演出をどうしようが、

始球式に誰を呼ぼうが、試合前のセレモニーで

何をしたところで、最終的には何をどうしたのだとしても

ドンップロ野球がもう終わりだということを。ドンッ

ずっと昔、私の父親が若者だった頃、

「浪曲」というジャンルの文芸(あるいは音楽ないしは話芸)が

一斉を風靡した時代があった。話に
聞いただけだが、年頃の男の子なら誰もが

ちょっとした浪花節の一節を暗記しているみたいな、

そういう時代があったらしいのだ。

その浪曲が、私の世代では、ほぼ完全に消滅していた。

だから、私の記憶では、浪曲は、爺さんの趣味以外のナニモノでもなかった

迷惑だった。

今の子供には、おそらく、野球がそんなふうに見えているのだと思う。
年寄りが大好きなぼんやりしたスポーツ。

七面倒くさくてやかましい、
人間の双六みたいな奇妙なゲーム……と、そんな感じだろうか


キャッチボールをしてみればわかる。

というよりも、われわれの世代の男が、

いまの子供たちとキャッチボールをすれば、

間違いなく衝撃を受けるはずなのだ。

このことについては百パーセント保証する。
なにしろ、いまの子供たちの基本は「女投げ」

(←我々の世代では、

運動の苦手な女の子の特徴であったみっともないピッチングフォーム。
具体的にはヒジが使えていない、砲丸投げライクな投げ方)なのだ。

だから、10メートルも離れると、ボールの受け渡し自体が成立しない。
互いにストライクが投げられないからだ。

もちろん、ゲームなんかまるで成立しない。

第一に、ストライクゾーンに投げられるピッチャーがいないし、

第二に、一塁に投げる送球の半分以上が悪送球だからだ。
ついでに申せば、第三に、そもそも二つのチームを作るだけの

頭数が絶対に集まらない。

まあ、集まってもフォアボールとエラーと
悪送球と振り逃げで、一回の表が終わらないわけだが。

運動能力の問題ではない。

サッカーのボールリフティングを器用に
こなす子供はたくさんいるし
、水泳のエキスパートもいる。

体操教室に通っていてバック転ができたりする子供もいる。

なのに、その彼らが、マトモにボールを投げられないのである。

ルールも知らない。

私の息子も含めて、今の小中学生のほとんどは、
ヒットエンドランの戦略的な意義を正確にわかっていない

フォースアウト(つまり、タッチプレーとフォースプレーの違い)を

理解している少年もほとんどいない。

ということは、野球をすることのみならず、

見ることさえ、事実上、彼らにはできないのである。

野球というのは、失われてみてはじめてわかったことだが、

あれはひとつの言語だったのである。

だから、その肉体言語としての文化的伝習であるところの

野球が衰退してみると、われわれの一世代下の子供たちは、

インフィールドフライで帰塁することさえしない、

まるっきりの野球音痴に育ってしまっている。

とすると、これは、視聴率がどうしたとか、

スポンサーがどうのといった問題ではない。

野球という文化の、基礎となっているイディオム(慣用句)が、

丸ごと無効化した最終段階にどのような対応をすべきなのかという、

終末医療の問題である。

結局、文化には寿命があるということなのかもしれない。

言い換えれば、ごく一部の例外を除いて、スポーツや音楽の流行は、

ひとつの世代の人間たちの生き死にと運命をともにするものなのだ。

だから、B.B.キングとともにブルースが滅び去り、

マイルスの死にタイミングを合わせてジャズが行き過ぎ、

オレら五十代の人間たちの
肉体的摩滅とともにロックが滅亡しつつあるのと同じように、

野球もまた、表舞台から去っていく運命にある、と。

ひどい結論になった。なるほど。

この話題に、誰も触れたがらなかった理由が、

最後になって明らかになった。

要するに、野球について語る人間は、

自分たちが時代遅れであることについて語ることになるわけだから


http://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=3235



小田嶋隆(おだじま・たかし)
コラムニスト。毒を含んだ軽妙な文章は、多くのファンを持っている。
著書は、『人はなぜ学歴にこだわるのか。』(光文社知恵の森文庫)、
『かくかく私価時価』(ビーエヌエヌ新社)、『テレビ標本箱』(中公
新書ラクレ)、『サッカーの上の雲』、『1984年のビーンボール』
(ともに駒草出版)など多数。
サイト:「おだじまん」
http://odajiman.net/


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1 ■無題

うーん?
ドッジボールとかで普通に投げれる子どももいるけどなぁ。
ボールを投げる=野球って図式がおかしいと思うけど。

2 ■無題

僕も小学校の時は野球やってたけど、肘を巧く使えないアーム投法(砲丸投げみたいな投げ方)だったので、キャッチボールもままなりませんでした。
お陰でバカにされたり苛められたりしたけど、サッカーや水泳は一応人並み以上に出来ました。

ドッジボールもそこそこ出来ました。
受けるのは得意でした。

そんな僕も中学で卓球をやり体力や技術もついて無事に個人戦で県大会に出場しました(^_^)v

ちなみに僕をバカにした奴らは中学バスケでの「公式戦0勝全敗」と言うもの凄い成績を残しましとさ。

めでたしめでたし(笑)

3 ■無題

>いまの子供たちの基本は「女投げ」

大橋のぞみちゃんの巨人の始球式での
投球フォームはプロ顔負けでしたね。
「女投げ」なんて失礼ですよ。
ナックルよりも様になってたしw

4 ■無題

プロやきう放送の減少がルールを知らない子供を生み出すことが焼豚には分かってないようでwww
ほんと馬鹿なんだからwww

みるみる裾野がしぼんでいくねwww

5 ■無題

いままで胡坐かいてたツケでしょうね
少しでも危機感持ってる人がいて動いてれば
子供が野球を知らないなんて事態も
避けられていたでしょうが…
今頃あがき始めても泥縄としか言えん

6 ■無題

文章自体は泣けるなww
これをそのままストーリーにして
2時間ドラマでやって欲しいww

それにしても、そんなに腫れ物に触る
扱いなのかw
ヤキウの正当な批判が出来ない
自称ヤキウ人気一番の国w

7 ■マスコミ

>現場には「その話題は勘弁してくれ」という空気が流れているのだ。

これはものすごく良く分かる。身内の人間が無様な死に体を晒しているのを喜んで全国に喧伝したがる人はいないはずだからね。状態を説明するのにも出来うる限りソフトに当たり障りの無いように表現するんじゃないかな?それを鬼の首を取ったように「防衛的発言だ」と気色ばむのは大人げないように思う。まあ、今までさんざん迷惑を被ってきたから死人に鞭打ちたいのは分かるけどね。

8 ■無題

小田嶋隆のこのコラム、なかなか的確と思います。
全国の焼き豚はこの文章を熟読して、自らの戒めとしたらどうですかね。
とにかく焼き豚はやきうに未来が全くないことを自覚すべきなのに、往生際わるいですからね。


あとやきうのルールは複雑で難解です。
これを小学校低学年の子に理解させるのは至難の技のはず。
テレビで試合を見る機会が激減の昨今、子供にルールを教えるのはエポック社のやきう盤しかないでしょう。
実際おれもガキの頃やきう盤でルール覚えましたww
やきう関係者は全国の小学校にやきう盤無料配布でもやったらいいんじゃないのか。

9 ■無題

>8

ハンネ間違えました

やきう=×

やけう=○

です。

10 ■無題

爺球は学校の体育授業で教えないから、更に致命的ですね。
なにせ、サッカーやバスケットに比べて動かないから、全然体力向上に役に立ちませんから。
それに、打球が体に当たると危ないから、一歩間違えると補償問題になりますから。

11 ■無題

@ リッケンさん

ですねw

@ あさん

小学校時代、野球やってた子って、
中学行ったら、辞める子多いですよねw
あまりの野球の無意味に気づくのでしょうかw


@ 牛丼さん

たしかにナックルより良かったですw
顔も可愛い・・くはないですが・・。

@ 野球王国在住さん

焼き豚は、わかってないんでしょうw
yばいですねw

@ 閑人さん

同意w


@ ポークカレーさん

映画でも出来そうな気がしますw
野球=天皇って感じですからね、焼き豚にとってw

@ 吉田大吉さん

たしかにw


@ やけうイラネさん

全国の焼き豚は、この文章をいつでも、
思い出してほしいですねw

おいらは、やきうげーむですねw

@ 野球害悪論さん

カロリー消費が、ラジオ体操以下ですからね・・w
プロフィール

薬球ちゃん

Author:薬球ちゃん
ニックネーム:薬球ちゃん 
自称「3代目・やっくん」
性別:男
血液型:本田△と同じAB型

自己紹介
元巨人ファンです。
その前は、西武でした。
巨人ファン時代は、
全選手の背番号と
顔・プレーを覚えてるくらいの
元焼き豚。

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